30代女性が転職でよく聞かれる質問を経理・総務の部署に応募した女性を例に良い回答、悪い回答を現役採用担当のわたしがご紹介します。
Q.「あなたの経理や総務の経験について詳しく教えてください。」
A.
【OK】「私は以前、XX社で5年間経理として働いており、会計ソフトの導入や経費精算の効率化など、具体的な成果も出すことができました。また、総務としても法務や人事に関わる業務を経験し、幅広い視野を持つことができました。」
【NG】「特に特筆すべき経験はありません。普通に仕事をしてきました。」
[ココがポイント]
【OK】
具体的な経験と成果を明示しており、能力と実績を証明しています。
【NG】
自身の経験を具体的に示すことなく、自身の能力を証明する機会を逃しています。
Q.「なぜ経理・総務の部署に興味がありますか、またはなぜこの部署を選びましたか?」
A.
【OK】「企業の財務状況を把握し、適切な意思決定をサポートする経理の役割に魅力を感じています。また、総務として社員の働きやすい環境を作ることも重要だと考えています。」
【NG】「特に理由はありません。ただ、求人を紹介していただいたので応募しました。」
[ココがポイント]
【OK】
自身の興味と動機を明確に示し、その職種に対する情熱や理解を伝えています。
【NG】
動機や興味が不明確であり、その職種に対する理解や情熱が伝わってきません。
Q.「組織の中でどのような役割を果たしたいと考えていますか?」
A.
【OK】「私はチームの中でコーディネーターの役割を果たしたいと考えています。事務的な業務だけでなく、部署間のコミュニケーションを円滑にする役割も果たせるようになりたいです。」
【NG】「特にいまのところ役割を考えていません。指示されたことをしっかりとやりたいです。」
[ココがポイント]
【OK】
自身がどのような役割を果たすことができるか、そしてその役割が組織にどう貢献するかを明確に示しています。
【NG】
自身が果たす役割やその役割が組織にどう貢献するかが不明確であり、自身の価値を伝える機会を逃しています。
Q.「経理・総務の仕事において最も困難だと感じた経験は何ですか、そしてそれをどのように解決しましたか?」
A.
【OK】「以前、経費精算の処理が遅れがちで困難を感じました。しかし、新たなシステムを導入し、社員全体の理解を得るための研修も実施することで、処理時間を大幅に短縮することができました。」
【NG】「特にこれまで困難を感じたことはありません。」
[ココがポイント]
【OK】
自身の問題解決能力と経験を具体的に示し、困難な状況でも適切に対処できることを証明しています。
【NG】
具体的な困難な状況やその解決策を示すことなく、自身の問題解決能力を証明する機会を逃しています。
Q.「今後5年間で自身のキャリアをどのように展開させたいと考えていますか?」
A.
【OK】「今後5年間で、経理と総務の専門性を深めつつ、部門のリーダーとしてチームを率いる能力も身につけたいと考えています。また、経営層とのコミュニケーションも円滑に取れるようになりたいです。」
【NG】「特にいまはまだ考えていません。」
[ココがポイント]
【OK】
自身のキャリアビジョンを明確に示し、自己成長と組織への貢献に対する意欲を伝えています。
【NG】
自身のキャリアビジョンが不明確であり、自己成長や組織への貢献に対する意欲が伝わってきません。
あおいの成功のコツ
どの質問も、あなたのスキル、経験、適応力などを評価するための質問がされます。自分をアピールするチャンスですから、事前に自身のことを振り返り、明確に答えられるように準備をしておくといいですね。