こんにちは!今日は転職面接で聞かれる転職理由についてお話しましょう。みなさん、面接で「なぜ転職したいのか?」と聞かれたとき、どんな答えを返していますか? 現役採用担当のわたしが本音と建前の使い分け方を紹介します。
上司も同僚もクソ、給料が安すぎると思っていても……
建前的な答えとしては、「今の仕事にやりがいを感じなくなってしまったので、新しい環境で自分自身を成長させたいと思いました」とか、「業界のトレンドに合わせてスキルアップしたいと思ったので、転職を決めました」とか、そんな感じでしょうか。
でも、本音を言うと、「上司がクソすぎて辞めたいです」とか、「同僚がクソすぎて辞めたいです」とか、「給料がクソすぎて辞めたいです」とか、そんな感じじゃないですか?
でも、もちろん面接ではそんなことは言えません。だって、面接官も人間ですから、そんなネガティブなことを言われたら「この人、今度はうちでクレームつけるんじゃないか?」とか、「この人、うちの会社に入ってもすぐに辞めちゃうんじゃないか?」とか、不安に思われちゃいますよね。
面接での転職理由は、あなたの価値観、目標、専門性を表現する重要なチャンスです。以下に本心で思っていそうな悪い答え方と模範解答の例を5つ挙げてみます。
転職理由でよく聞かれる質問5
1.
✕(本音)「現在の上司や同僚と合わないからです。」
◯(良い答え)「新たな挑戦を求めています。現在の職場では私のスキルや能力を十分に活用できていないと感じ、もっと成長できる環境を求めています。」
なぜ? 他人への非難は避けましょう
2.
✕(本音)「給料が低いからです。」
◯(良い答え)「この業界に深く関与したいと考えています。特に御社は〇〇(業界のトレンドや会社の特徴)に注力しており、私の興味と専門性に合致しています。」
なぜ? 給料だけが転職理由であると見られると、あまり好印象を与えません
3.
✕(本音)「特に理由はありません。」
◯(良い答え)「私のキャリア目標は〇〇で、御社はその目標を達成するための最良のプラットフォームを提供していると思います。」
なぜ? 目的意識が見えなくなります
4.
✕(本音)「楽な仕事を探しています。」
◯(良い答え)「現在の職場は素晴らしいですが、通勤時間が長く、ワークライフバランスを保つことが難しいです。御社はフレキシブルな働き方を推奨していると聞き、それが魅力的です。」
なぜ? 努力や挑戦から逃げる姿勢は否定的に受け取られます
5.
✕(本音)「いまの会社の製品やサービスが好きではないからです。」
◯(良い答え)「御社の〇〇(製品、サービス、文化、ビジョン)に感銘を受けました。私自身がその一部になり、貢献したいと強く思っています。」
なぜ? 批判的な意見は、あなたがネガティブな態度を持つ人物であると思われる可能性があります