面接時に「いつから働けますか?」という質問はよくされます。これはあなたが新しい職場で働き始めることが可能な日を企業側が把握するためのものです。
それでは、現役採用担当のわたしが、これまで見かけた良い例、好ましくないと思った例を紹介します。
なにを基準に転職時期を答えればいいのか?
質問に答えるために、つぎの3つを事前にしっかりと考えておきましょう。
1.現職の通知期間
現在働いている場合、退職するには通知期間が必要です。これは通常、労働契約や会社の規定によって決まります。多くの場合、2週間から1ヶ月です。
2.必要な休暇
新しい仕事を始める前に休暇を取りたい場合、その期間も考慮に入れてください。
3.新しい職場の準備
新しい仕事を始めるための準備期間も考えてください。例えば、引っ越しや子供の学校の転校など。
面接官からいやがられる回答はこれ!
悪気なく、正直に答えているのかもしれませんが、こんな答え方は最後の最後で心象を悪くしかねませんので、注意を。
1.「いつでも」
これは一見、柔軟性があるように見えますが、具体性が欠けていて企業側にとっては判断が難しいです。また、自分の都合を全く考慮していないと受け取られることもあります。
2.「3ヶ月後なら」など長期間の遅延
企業は新しい人材を早く現場に投入したいと考えています。したがって、数ヶ月後というような長期間働けないという回答は通常好ましくありません。
3.「わからない」「それは難しい」など不確定な回答
「わからない」や「それは難しい」というような不確定な回答は、企業側にとっては計画を立てるのが難しくなるため、好ましくありません。
ただし、これらは一般的なケースであり、企業や業界、求められる役職によっては異なる場合もあります。例えば、特殊なスキルや経験を持つ候補者であれば、企業は長い待機期間を受け入れることもあります。
それぞれの状況を考慮に入れて、最善の回答を用意しましょう。
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「いつから働けますか?」の回答例 ◎
面接の最後に「いつから働けますか?」と聞かれた場合、以下のような回答が効果的です。
「私の現在の職場では通知期間として2週間必要です。それを考慮して、さらに準備の期間を入れると、最短で1ヶ月後の〇〇日から働くことが可能です。」